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【市況】<マ-ケット日報> 2017年4月24日

 週明けの市場は日経平均が大幅続伸。終値は前週末比255円高の1万8875円で、今月3日以来、3週間ぶりの水準まで回復してきた。23日の仏大統領選の結果から欧州政治不安が後退。円相場も1ドル=110円台まで下落して過度に売り込まれていた株価が修正された。まだ北朝鮮の地政学リスクが残っており一気に1万9000円台とは行かなかったが、4月相場の圧迫要因が徐々に薄れてきたことは確かだろう。

 先週末の米国市場は仏大統領選を前に小口の利食い売りが出てダウ平均は反落した。原油先物(WTI)が今月初めて50ドルの大台を割り込んだことも重荷となったようだ。しかし、トランプ政権が26日にも税制改革を公表するとしたことで下値は限定的。仏大統領選が今のところネガティブな結果にならないとの予想も売りを抑えている。

 さて、前週末に底入れ機運のあった東京市場は、1回目の仏大統領選の結果を受けてリバウンドの動きを加速させる展開に。北朝鮮問題が残っているため取引時間中に上値をどんどん伸ばすことはなかったが、一時300円近くまで上げ幅広げるなどリスクオフ的な動きが一気に解消されている。25日の北朝鮮人民軍創建85周年記念に合わせてまだ気は抜けないが、そこをクリアできれば1万9000円に向けた動きにつながっていくものと思われる。(ストック・データバンク 編集部)

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