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【通貨】東京為替:ドル・円は買い先行も、地政学リスクは継続

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

24日午前の東京外為市場では、ドル・円は買い先行。フランス大統領選の結果を受け円売りが強まったものの、北朝鮮リスクへの警戒からドルの上値が押さえられた。23日に行われたフランス大統領選の第1回投票で、中道系独立候補のマクロン前経済相と欧州連動(EU)に懐疑的な国民戦線のルペン党首の勝利がほぼ確定。5月7日の決戦投票ではマクロン氏の勝利が見込まれ、リスク選好的な動きが強まった。

ただ、ドル・円は朝方110円58銭まで上昇したが、ドル買い・円売りは一巡しており、109円86銭まで下げる場面もあった。ランチタイムの日経平均先物は大幅高で、日本株の堅調地合い継続を見込んだ円売りが出やすいものの、目先のドルは上値が重そうだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは109円86銭から110円58銭、ユーロ・円は119円11銭から120円78銭、ユーロ・ドルは1.0838ドルから1.0920ドルで推移した。

【要人発言】

・安倍首相
「引き続き米国と連携し、高度な警戒監視体制を維持」

・サウジ中銀総裁
「外貨準備水準は良好で、今年貿易赤字の縮小が見込める」

《MK》

 提供:フィスコ

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