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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:サイゼリヤ、グリー、スター精

サイゼリヤ <日足> 「株探」多機能チャートより
■サイゼリヤ <7581>  3,020円  +223 円 (+8.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 12日、サイゼリヤ <7581> が決算を発表。17年8月期上期(16年9月-17年2月)の連結経常利益が前年同期比48.5%増の50億円に拡大し、従来予想の37億円を上回って着地したことが買い材料視された。消費者の節約志向を追い風に客数が増加し、国内既存店売上高が前年同期を2.9%上回ったことが寄与。円高による原材料価格の低下に加え、中国における税制変更の影響も大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の95億円→115億円に21.1%上方修正し、増益率が4.0%増→25.9%増に拡大する見通しとなった。

■グリー <3632>  760円  +50 円 (+7.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 グリー<3632>が急伸し、年初来高値を更新した。同社は12日、グループ会社Wright Flyer Studiosのスマートフォン向け新作RPG「アナザーエデン 時空を超える猫」の配信を開始したと発表。期待感が高まるかたちとなっているようだ。このゲームは、過去・現在・未来を駆け巡る重厚壮大なストーリー、オーケストラや民族楽器を使った迫力あるサウンド、そしてやりこみ要素満載のシングルプレー専用ゲームとなっている。

■スター精密 <7718>  1,727円  +98 円 (+6.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 12日、スター精密 <7718> が決算を発表。17年2月期の連結経常利益は前の期比31.2%減の35.8億円に落ち込んだが、従来予想の31億円を上回って着地。続く18年2月期は前期比34.0%増の48億円にV字回復する見通しとなったことが買い材料視された。前期は欧米やアジア向け工作機械の販売が想定以上に伸びたうえ、円安効果も上振れの要因となった。今期はmPOS向けプリンターの販売が好調に推移するほか、国内やアジア向けに工作機械も伸びる見込み。なお、前提為替レートは1ドル=110円、1ユーロ=115円とした。また、自己株式の取得を含む連結総還元性向50%以上とする基本方針に沿い、今期の年間配当は前期比2円増の50円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■コメダホールディングス <3543>  1,893円  +87 円 (+4.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 コメダホールディングス<3543>が大幅続伸。12日の取引終了後に発表した18年2月期の連結業績予想が、売上高260億4700万円(前期比8.3%増)、営業利益72億4300万円(同5.2%増)、純利益48億7600万円(同8.2%増)と連続最高益更新を見込んでいることが好材料視されている。積極的な新規出店に加えて、新商品・季節商品の投入やキャンペーンの実施、さらに改装の推進などで既存店の活性化を図る見通し。また、仕入れ・物流コストや製造コスト抑制の取り組みを進めることで、業績拡大を図るとしている。なお、17年2月期決算は、売上高240億5200万円(前の期比10.7%増)、営業利益68億8500万円(同5.0%増)、純利益45億800万円(同9.3%増)だった。

■明光ネット <4668>  1,212円  +54 円 (+4.7%)  11:30現在
 12日、明光ネットワークジャパン <4668> が決算を発表。17年8月期上期(16年9月-17年2月)の連結最終利益が前年同期比3.2倍の17.1億円に急拡大し、従来予想の7.5億円を上回って着地したことが買い材料視された。昨年11月以降、個別指導塾「明光義塾」の生徒数が増加し、売上が計画を上回ったことが寄与。東京都豊島区に保有する土地・建物の売却に伴い、売却益5.4億円が発生したことも利益を押し上げた。固定資産売却益の計上を踏まえ、通期の同利益を従来予想の15.1億円→18.8億円に24.9%上方修正。増益率が60.0%増→99.8%増に拡大する見通しとなった。

■アエリア <3758>  5,610円  +210 円 (+3.9%)  11:30現在
 アエリア<3758>が5連騰し、連日の年初来高値更新となっている。12日、子会社リベル・エンタテインメントが配信するスマートフォン向けイケメン役者育成ゲーム「A3!(エースリー)」が、同日付で300万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、引き続きこれを好感した買いが入っている。同ゲームは、プレイヤーが劇団の主宰兼「総監督」となり、イケメン劇団員たちをキャスティングして青春ストーリーが楽しめるイケメン役者育成ゲーム。配信5日目で100万DL、2月21日に200万DLをそれぞれ突破したが、引き続き好評を得ていることから順調にDL数を伸ばしているようだ。

■青木あすなろ建設 <1865>  806円  +28 円 (+3.6%)  11:30現在
 12日、青木あすなろ建設 <1865> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.8%にあたる100万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は17年4月13日から18年3月23日まで。

■ディップ <2379>  2,333円  +50 円 (+2.2%)  11:30現在
 12日、ディップ <2379> が決算を発表。17年2月期の経常利益(非連結)は前の期比27.5%増の91.4億円になり、続く18年2月期も前期比14.9%増の105億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も旺盛な求人需要を追い風に、主力とするアルバイト求人情報サイト「バイトル」や派遣求人サイト「はたらこねっと」の広告出稿が伸び、5期連続の増収増益を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を35円→36円(前の期は62円)に増額し、今期も前期比3円増の39円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■日経Dインバ <1357>  2,080円  +42 円 (+2.1%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信<1357>が3日続伸で年初来高値更新を指呼の間に捉えている。個人投資家を中心とした短期資金の参戦で売買代金も増勢だ。同銘柄は日経平均株価の値動きと逆方向に連動するETFであり、基本的に日々の騰落率が日経平均のマイナス2倍になるように設定されている。目先、為替市場での円高加速と相まってリスクオフ相場の流れが強まった。日経平均は1万8300円台前半まで売り込まれ、昨年12月初旬以来の安値水準となっており、これを反映するかたちでNF日経ダブルインバースの上値追い基調が続いている。

■コスモス薬品 <3349>  23,160円  +370 円 (+1.6%)  11:30現在
 コスモス薬品 <3349> が全般下げ相場に逆行し3日続伸、約3ヵ月ぶりに年初来高値を更新した。同社は12日に決算を発表。17年5月期第3四半期累計(16年6月-17年2月)の連結経常利益が前年同期比28.0%増の191億円に伸びて着地したことが買い材料視された。九州や中国地方などに58店舗を新規出店したほか、食品を中心とする低価格戦略が奏功し既存店売上高も好調だったことが寄与。通期計画の207億円に対する進捗率は92.3%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■良品計画 <7453>  25,270円  +240 円 (+1.0%)  11:30現在
 12日、良品計画 <7453> が決算を発表。17年2月期の連結経常利益は前の期比18.0%増の385億円で着地。続く18年2月期も前期比10.2%増の425億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は国内で衣料や食品などの販売が好調だった。今期は中国や台湾など東アジアを中心に64店舗の新規出店を計画し、2ケタ増収を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を274円→293円に増額し、今期も前期比31円増の324円に増配する方針とした。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の0.38%にあたる10万株(金額で24億9200万円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■ジーエヌアイグループ <2160>  834円  +4 円 (+0.5%)  11:30現在
 12日、東証が13日売買分からジーエヌアイグループ <2160> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上[うち現金40%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■薬王堂 <3385>  2,740円  +2 円 (+0.1%)  11:30現在
 薬王堂<3385>が全般波乱相場のなかも頑強に上値を指向している。岩手を地盤とする独立系ドラッグストアで、化粧品や食品、日用品など幅広い商品を取り扱い、高齢化社会が進展するなか小商圏消費者のワンストップショッピングへの需要を囲い込むことに成功している。電子マネー導入による店舗作業の効率化や保管型の物流センターへの切り替えが進展するなか、利益採算の向上も追い風となっている。17年2月期は営業利益段階で前の期比20%増の31億8400万円と高水準の伸びをみせたが、市場では「18年2月期は会社側が予想する34億4400万円は保守的で36億円前後(前期比13%増)に上振れする公算が大きい」(国内中堅証券)との見方を示している。

■ローソン <2651>  7,420円  -460 円 (-5.8%)  11:30現在
 1ローソン <2651> が4月12日大引け後(15:00)に決算を発表。17年2月期の連結経常利益は前の期比4.9%増の730億円に伸びたが、18年2月期は前期比10.3%減の655億円に減る見通しとなったことが嫌気された。
  ⇒⇒ローソンの詳しい業績推移表を見る

■丸栄 <8245>  110円  +30 円 (+37.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 12日、丸栄 <8245> に対して興和(非上場)がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を60%上回る1株128円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は4月13日から5月29日まで。

■ぷらっとホーム <6836>  2,204円  +400 円 (+22.2%) ストップ高   11:30現在
 ぷらっとホーム<6836>が急騰し、年初来高値を更新した。インテルは12日、世界標準のIoTプラットフォームを採用した家庭向け宅内IoTプラットフォームの実証実験を今月から開始すると発表。ぷらっとホームが実証用宅内IoTゲートウェイを手掛けるとされていることから、これが材料視されているようだ。実証実験は関西地区のファミリー世帯100戸で、異種デバイス間の相互運用性の検証や新しいサービスの検証を行う。なお、この実証実験には関西電力<9503>やKii(東京都港区)なども参加する。

●ストップ高銘柄
 オービス <7827>  2,120円  +400 円 (+23.3%) ストップ高   11:30現在
 スリーエフ <7544>  471円  +80 円 (+20.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 メドレックス <4586>  921円  +150 円 (+19.5%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 SHIFT <3697>  984円  -300 円 (-23.4%) ストップ安   11:30現在
 スタジオアタオ <3550>  3,960円  -700 円 (-15.0%) ストップ安   11:30現在
 以上、2銘柄

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