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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,100円~19,400円。 

 米ダウ平均は、ヘルスケア法案見送りによる政権不安から、この日も売り先行によりマイナス圏でのスタートとなったが、その後発表された消費者景気信頼感指数が、2000年月以来の高水準と市場予想を大きく上回った安心感から、マーケットは一転強気ムードに突入し、指数は9営業日ぶりに大幅反発で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ145円高と値上がりして取引を終えており、本日の権利落ちが約140円であることから、落ち分を埋める形で昨日の終値近辺で取引開始となることが予想される。

 一巡後は、久しぶりに明るい外部環境や、実質新年度入りで機関投資家による、新たなポジション構築も期待出来ることから、相場は堅調な展開が想定されるが、強い米国の経済指標を受けても、為替市場でドルの上値が伸び悩んでいる点はやや気掛かりなだけに、東京時間でも円安基調が強くならなければ、取引時間中の値幅は狭いレンジ内での動きが推測され、19,250円前後では上値が重くなる公算だ。

 テクニカル的には、昨日の取引では目先の上値抵抗であった、一目均衡表の雲の上限(19,141円)を突破し、ボリンジャーバンドの-1σ(19,169円)も上抜いたことから、転換によって両指標が指数のサポートラインとなる可能性が高く、上値は75日移動平均線(19,256円)が直近の抵抗線となり、ここを超えてくることが出来れば次は25日移動平均線(19,350円)が目先の上値メドとして意識されるだろう。

 新興市場のジャスダック指数は、引き続きボリンジャーバンドの+1σ(3,051ポイント)~25日移動平均線(3,024ポイント)のレンジ内取引となりそうで、マザーズ指数は、25日移動平均線(1,057ポイント)が目先の抵抗線となりそうだ。

 本日の予想レンジ 19,100円~19,400円。(ストック・データバンク 編集部)

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