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【通貨】NY為替:ドル続落、トランプ政権の不確実性への懸念強まる

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円69銭から111円55銭まで下落し、111円71銭で引けた。トランプ米政権による医療保険改革が難航しており、米国株が大幅安となったことを嫌気してドル売り・円買いが活発となった。中東の地政学的リスク上昇を警戒したリスク回避の円買いや米債利回り低下によるドル売りも観測された。

ユーロ・ドルは、1.0793ドルから1.0819ドルまで上昇し、1.0810ドルで引けた。欧米の金利差拡大観測は後退し、ユーロを買い戻す動きが広がった。ユーロ・円は、121円73銭から一時120円62銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.2440ドルから1.2494ドルまで上昇した。英国インフレ率の予想を上回る上昇を受けて、ポンドの買戻しが活発となった。ドル・スイスは、0.9961フランから0.9922フランへ下落した。ユーロ高・米ドル安に連れる展開となった。

《MK》

 提供:フィスコ

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