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【市況】10日の株式相場見通し=円安好感し買い先行も上値重い推移、米雇用統計を前に手控え

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 10日の東京株式市場は、前日に米長期金利が上昇したことを受け、外国為替市場でドル安・円高が進行していることを手掛かりに、買い先行のスタートとなりそうだ。ただ、日本時間同日夜に発表される米2月の雇用統計を見極めたいとの見方から、買い一巡後は売り買いともに手控え姿勢が強まり、上値の重い展開となりそうだ。10日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=115円10銭台と、前日に比べて円安・ドル高が進行している。

 9日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比2.46ドル高の2万858.19ドルと4日ぶりに小幅反発した。10日の米2月の雇用統計発表を前にして、その内容を見極めたいとの姿勢から、全般模様眺め気分が強まった。そのなかで、米長期金利の上昇を受け金融関連銘柄に買いが集まった。ナスダック総合株価指数は、前日比1.255ポイント高の5838.807と続伸した。

 日程面では、1~3月期の法人企業景気予測調査、2月の国内企業物価指数、メジャーSQ(特別清算指数)算出に注目。海外では、米2月の雇用統計、米2月の財政収支が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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