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【市況】<マ-ケット日報> 2017年2月21日

 21日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比130円高の1万9381円だった。外国為替市場で進んだ円安が材料となって先物などに買い戻しが広がった。東証1部の出来高は15億株という低水準だったが、先週1週間の調整で売り物はほとんど枯れており、指数は終日堅調に推移した。きのう、今日とまさしく閑散に売りなしという状況。明日以降は外部環境次第という面もあるが、再び1万9500円のカベを目指す展開が予想される。

 昨日の米国市場はプレジデンツデーのため休場。代わって注目された欧州市場は英国が横ばい、ドイツが反発するなどまちまちの動きとなった。さて、東京市場にとっては材料不在で寄り付きを迎えることとなったが、円相場が1ドル=113円台後半まで下落したことが好感されて、前日終値近辺でスタートした日経平均は後場開始直後まで値を上げ続ける堅調な展開となった。好業績株を買う動きが続いており、東証2部指数、JQ平均はともに連日で昨年来高値を更新。足元では業績拡大が進行中あるため、日経平均もいずれ直近の高値を更新する流れとなってこよう。東証1部上場全銘柄で算出される指数トピックスは終値ベースの昨年来高値まであと少し。明日にでも高値更新しそうな安定基調を描いている。個別では東海東京証 <8616> がTOBで完全子会社化するとした高木証券 <8625> が大幅高。原発再稼動が収益回復に貢献し四国電 <9507> も上昇。印刷紙値上げ報道を受けて日本製紙 <3863> 、王子HD <3861> など大きく買われている。(ストック・データバンク 編集部)

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