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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,300円~19,600円。 

 米株式市場は、10~12月期の実質GDPや、石油大手企業の決算が市場予想を下回ったことが足枷となり、ダウ平均は小幅反落となったが、大手ハイテク企業の決算は予想を上回ったことは好感され、ナスダックは史上最高値を更新するなど、まちまちの展開で取引を終了。その影響でシカゴの日経先物も、方向感の乏しい取引から僅かな値上がりに留まって取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り買い拮抗により変わらず水準での取引開始がとなりそうだ。

 一巡後は、今日から始まる日銀の政策決定会合(31日まで)を警戒しながら、様子見の売買が想定され、また、今週から国内企業の決算発表が本格化するにより、個別物色でのポジション構築が予想されるだけに、マーケット全体としてはやや上値の重い取引となるだろう。

 ただ、相場全体の流れは目先に調整完了から、再び上昇トレンドに転換した見通しで、市場のマインドも良好なだけに、相場は概ね底堅く推移すると思われる。

 テクニカル的には、日経平均のローソク足は27日の商いで、ボリンジャーバンド+1σ(19,472円)を突破出来なかったことから、本日の取引でも+1σが上値抵抗線として意識され、ここを上抜けば+2σ(19,701円)が次の抵抗線となり、下値は引き続き25日移動平均線(19,243円)がサポートラインとして支えるだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、1部市場が冴えない展開となれば、リスクマネーの避難先となる公算から、堅調な値動きから最高値更新が視野に入り、下値は5日移動平均線(2,848円)が支持線となりそうで、マザーズ指数は、200日移動平均線(982ポイント)が目先の下値メドとなり、上値は1,000ポイントの大台近辺となりそうだ。

 本日の予想レンジ 19,300円~19,600円。(ストック・データバンク 編集部)

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