市場ニュース

戻る
 

【市況】<マ-ケット日報> 2017年1月26日

 26日の市場は日経平均が大幅続伸。終値は前日比344円高の1万9402円で、今月6日以来の水準まで回復してきた。前日のNYダウが2万ドルの大台に乗せるなど株高の勢いが戻ってきたことを好感してほぼ全面高の展開となった。外国人が注目しているドル建て日経平均が2000年6月以降の最高値をつけたことも外国人買い誘ったようである。市場にはドル高、米株高のトランプラリー再開を見込む向きも増えている。

 昨日の米国市場はトランプ政権のインフラ投資拡大期待からダウ平均が大幅続伸。本年一番の上げ幅となって約1カ月ぶりに史上最高値を更新した。ダウ平均の2万ドル大台達成はトランプ政権として象徴的な数字となりそうだ。この日はメキシコとの国境に壁を建設することと石油パイプライン建設に大統領令を発動。これが財政投資と受け止められ一気の株高を演出した。折から企業業績も好調でS&P500、ナスダック指数ともに最高値を更新している。

 さて、NYダウの2万ドルはさすがにインパクトがあったのか、東京市場は外国人買いを伴う大幅高の展開となった。日経平均は寄り付きから25日移動平均線(1万9241円)を上回り、その後も大引けまで一貫して上げ幅を広げる基調の強さを見せた。チャート面でも底入れから基調転換を確認した格好で、次は大発会の高値を狙う流れとなっている。世界的な景気回復期待もあり当面は戻り歩調を続けそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均