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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 18,600円~18,900円。

 米ダウ平均は、メイ英首相が単一市場から脱退するハード・ブレグジット(強硬な離脱)の方針を明らかにしたことを懸念し、指数は続落して取引を終了。シカゴの日経先物も日経平均の終値より、90円程度値下がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方は売り先行によりマイナス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、今週末の米大統領就任式を前に積極的に動き辛いなか、ハード・ブレグジットの影響を警戒する動きや、トランプ氏がドル高を懸念する発言をしたことにより、海外時間でドルが対円で112円台まで下落(円は上昇)していることを嫌気し、輸出関連セクターを中心にポジションを縮小する展開が想定され、マーケットは本日も調整色の強い取引が推測される

 ただ、ドルは中長期のトレンドを示す週足のチャートでは、強硬なサポートラインである13週移動平均線(112円61銭)に急接近し、円高基調の一服感に期待が持てることから、取引時間中にドルが対円で113円台まで回復してくるようであれば、日経平均は一旦プラス圏に浮上することも視野に入ってくるだろう。

 テクニカル的には、シカゴの清算値にさや寄せしての取引開始なら、高値から3分の1調整となり一旦は下げ止まる可能性も十分あるが、一段安となった場合は週足チャートでの下値メドである、13週移動平均線(18,538円)までの下落も考えられる。

 新興市場のジャスダック平均は、昨日の終値で目先の下値支持線である、ボリンジャーバンドの+1σ(2,786ポイント)下抜いてきたことから、本日の取引では25日移動平均線(2,739ポイント)が次の支持線となり、マザーズ指数は、心理的節目の950ポイントが目先の下値メドなりそうだ。

 本日の予想レンジ 18,600円~18,900円。(ストック・データバンク 編集部)

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