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2017年01月17日17時21分

【市況】<マ-ケット日報> 2017年1月17日

 17日の市場は日経平均が大幅続落。終値は前日比281円安の1万8813円で、昨年12月8日以来、1カ月半ぶりの安値をつけて引けた。英国のEU離脱がハードブレグジット(強硬離脱)になるとの見方が強まりリスク回避の円買いが進行。株式も手じまい売りを優先する動きが強まりほぼ全面安商状となってしまった。この日の下げはトランプラリーが始まって以降で一番の下げ幅。調整色が濃くなり始めている。

 昨日の米国市場は休場。代わって注目された欧州市場は金融株主導で下落した。17日に行われる英首相の演説を控え買いにくさが表われていた。この演説でメイ首相は欧州連合(EU)単一市場と関税同盟からの離脱を明言するとされており、ハードブレグジットへの警戒感が市場を覆っている。

 さて、こうなるとリスク回避の円買いで高値圏にある日本株は恰好の売り対象に。英国のハードブレグジット売りで日経平均は下げ幅を拡大し、2日間で500円弱の下げを演じている。足元ではトランプ熱も冷めかかっており、日経平均は目先調整を続ける展開となりそうだ。まずは今晩の英首相の演説を欧州や米国市場がどう消化するか。事前の下げで日本株はある程度織り込んでいるものの、週末のトランプ新大統領就任演説への警戒もあり、これまでのような株高路線にすぐに戻れるか読み切れない状況だ。まずはケイ線的にも110~112円までの円高は可能性としてありそうで、日経平均もひと波乱あれば1万8500円辺りまで想定しておかねばならないだろう。(ストック・データバンク 編集部)
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