【材料】欧州有力証券、今後2~3年電気自動車が軸受各社の業績押し上げも◇
日精工 <日足> 「株探」多機能チャートより
というのも、EVでもモーターの回転をトルクに変換するギアボックス(減速機)が必要なためだ。テスラのようなモーター1個に減速機1個のシステムもあれば、2モーターで減速機を搭載するようなタイプもある。「コンベンショナル(伝統的)な自動車メーカー各社は、テスラのようなEVからスタートした電気自動車と異なり、メカニカルな機構を持った差別化されたEVの市場投入を模索している模様」とし「株式市場が描いているほどの過度な需要減懸念は不要」とみている。むしろ逆に「今後2~3年でみれば足回り部品を中心としたEV向けに新たな需要増の期待が可能」と指摘している。20年に向けては一般自動車の販売成長にEVがプラスされる格好で「日本精工<6471>やNTN<6472>など自動車消耗品関連メーカーにとっては、むしろ追い風」と予想している。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)