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【通貨】12月8日のNY為替概況

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

 8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円38銭まで上昇後、113円79銭へ反落し、114円00銭前後で引けた。

ドラギECB総裁の会見を受けてユーロ・円に絡んだ買いが下値を支え、米国債券利回りの上昇や株式相場の上昇に連れてドル買い・円売りが強まった。

ユーロ・ドルは、1.0766ドルから1.0598ドルまで下落し1.0615ドルで引けた。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は定例理事会後の会見で、2019年のインフレ見通しが目標水準に達せず、刺激策を終了するには程遠いと警告。「QEはある意味無期限、無制限」と、長期にわたり量的緩和(QE)を維持する方針を示したためユーロ売りに拍車がかかった。

ECBは市場の予想通り金融政策を据え置いたが、資産購入プログラムを現行2017年3月から 2017年12月まで9か月延長する一方で、規模は4月から現行の各月800億ユーロから600億ユーロに減額することを発表したため、一時ユーロが急伸した。

ユーロ・円は、122円67銭から121円00銭へ下落。

ポンド・ドルは、1.2674ドルから1.2549ドルへ下落した。

ドル・スイスは、1.0080フランから1.0178フランへ上昇した。



 【経済指標】

・米・先週分新規失業保険申請件数:25.8万件(予想:25.5万件、前回:26.8万件)・米・失業保険継続受給者数:200.5万人(予想:204.8万人、前回:208.4万件←208.1万人)

《KY》

 提供:フィスコ

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