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【材料】新日鉄住金が7カ月半ぶり新高値、原料炭高騰も織り込み市況関連株上昇の波に乗る

新日鉄住金 <日足> 「株探」多機能チャートより
 新日鉄住金<5401>が反発、2600円台に買われ、4月25日につけた2587.5円を上抜いて7カ月半ぶりの年初来高値更新となった。ここにきて市況関連株に投機資金が流れ込んでいる。

 同社をはじめ高炉メーカーにとって原料炭価格の高騰がネガティブ要因とみられてきたが、コスト増加のデメリットについては認知が進み株価面で織り込まれつつあるようだ。同社株の時価PERは高いものの、来期以降の業績回復局面での最終利益の伸びは30%を上回るとの見方もあり修正余地が大きい。一方、0.8倍台の低PBRは、外国人投資家のバリューハンティングの対象として有力な根拠となっている。また、トランプラリーの本家本元である米国株市場でも大手鉄鋼メーカーの株価上昇が顕著で、金融株同様にこの流れが東京市場に波及しているとの見方も出ている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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