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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 18,300円~18,600円。 

 米ダウ平均は、石油輸出国機構(OPEC)総会での減産合意による原油高が続き、これを好感したエネルギーセクターがマーケットを牽引し、史上最高値を更新して取引を終了。ただ、シカゴの日経先物の上値は伸びず、日経平均の終値を下回る水準で取引を終えていることから、東京市場の朝方は売り優勢によりマイナス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、為替市場ではドルが114円台を維持し、原油価格も続伸となっていることから、輸出関連セクターやエネルギー関連銘柄を中心に物色の動きは継続される公算であるが、米雇用統計の発表を今晩に控え、内容を見極めたい参加者が多いと推測されることから、上値は重い値動きから18,500円近辺での足踏みが予想される。

 但し、年末に向けて一段高が期待されるなかで、ここまで押し目らしい調整がほとんどないだけに、本日の取引で意外安となる場面があれば、積極的に下値を拾って行きたいところである。

 テクニカル的には、5日移動平均線(18,399円)が目先の下値支持線として意識されるが、ここを維持出来なければ、ボリンジャーバンドの+1σ(18,287円)が次の下値メドとなりそうで、上値はボリンジャーバンドの+2σ(18,854円)が抵抗線となるだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、1部市場が停滞するようであれば、リスクマネーの避難先として活況な取引が見込まれ、上値は年初来高値更新から心理的節目の2,700ポイントを回復も視野に入り、下値はボリンジャーバンドの+1σ(2,648ポイント)がサポートラインとなるだろう。マザーズ指数は、75日移動平均線(924ポイント)が上値抵抗線となり、下値は25日移動平均線(904ポイント)が支持線と見込まれる。

 本日の予想レンジ 18,300円~18,600円。(ストック・データバンク 編集部)

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