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【材料】国内大手証券、空運セクターの株価上昇余地を指摘◇

JAL <日足> 「株探」多機能チャートより
 SMBC日興証券では25日付で空運セクターに対する強気のリポートを開示、JAL<9201>とANAホールディングス<9202>の投資評価「1」を継続するとしている。同証券では日系企業のビジネス需要の悪化や、インバウンド需要の弱含みなどが空運株の軟調の背景にあったが、米国大統領選以降、対ドルで円安が急速に進行し、足もとは1ドル=110円台に入っていることで日系企業の業績見通しは以前に比べ改善されるという見方を示している。これに伴い、ビジネス需要の悪化懸念も徐々に減退すると考えられ、空運株の水準も改善が見込まれるとみているもようだ。

 同証券によれば、JAL はバリュエーションの割安感や継続的な還元強化、ANAは業績拡大や利益成長が投資評価「1」の背景。現時点で、今後のカタリストとしてはANAの利益成長による株価見直しが期待できるとの考え方を示している。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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