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【通貨】東京為替:ドル・円は106円49銭付近、利益確定売りで

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

11日午前の東京外為市場ではドル・円は106円49銭付近。米大統領選を受け次期政権への期待からドル買いが続いているが、東京市場では利益確定売りに押される展開となった。前日海外市場同様、今日の東京市場でもトランプ政権への期待や米10年債利回りの上昇を背景にドルは買われやすいが、ドルは短期間に上昇したことで利益確定売りに押される展開となった。

麻生太郎財務相は閣議後の定例記者会見で「1日2日で5円も動くのは異常だ」との認識を示しており、急激なドル高・円安の動きをけん制。その後は日経平均株価の上げ幅縮小に伴いドルは106円30銭付近まで値を下げた。

ランチタイムの日経平均先物は引き続き堅調地合いのため、ドルは106円台を維持するだろう。ただ、ドルは短期間で上昇したことで過熱感もあり、売り買いが交錯して方向感は出にくいかもしれない。

ここまでのドル・円の取引レンジは106円28銭から106円93銭、ユーロ・円は115円92銭から116円44銭、ユーロ・ドルは1.0881ドルから1.0914ドルで推移した。

【要人発言】
・麻生財務相
「1日2日で5円も動くのは異常だ」

【経済指標】

・10月企業物価指数:前年比-0.1%(予想:-2.6%、9月:-3.2%)

《XH》

 提供:フィスコ

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