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【通貨】NY為替:英利下げ観測後退でポンド急上昇

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、103円32銭まで上昇後、102円88銭へ反落してして102円96銭で引けた。米国の7-9月期非農業部門労働生産性速報値が前期比年率で2年ぶりの大幅な伸びを示したことを好感したドル買いが強まった。しかし、その後発表された10月ISM非製造業景況指数(総合)が予想を下回ったことに失望し、ドル売りが再燃。


ユーロ・ドルは、1.1060ドルまで下落後、1.1121ドルへ反発し1.1106ドルで引けた。ユーロ・円は、114円11銭から114円52銭へ上昇。リスク回避の円買いが後退した。


ポンド・ドルは、1.2494ドルまで上昇後、1.2418ドルへ反落した。リスボン条約50条発動(EU離脱交渉開始)には議会承認が必要との裁判所の判決を受けて、ハードブレグジットへの警戒感が後退。さらに、英国中央銀行は金融政策決定会合で政策金利を据え置き、インフレ見通しを引きあげて年内利下げ方針から中立方針に移行したため、ポンドの買戻しに拍車がかかった。


ドル・スイスは、0.9760フランへ上昇後、0.9730フランへ反落した。

《MK》

 提供:フィスコ

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