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【材料】ウェルネットがもみ合い圏上放れ、フィンテック分野投資で中期成長期待

ウェルネット <日足> 「株探」多機能チャートより
 ウェルネット<2428>が大幅高で底値もみ合いから浮上の気配。5日・25日移動平均線のゴールデンクロス示現で目先注目場面にある。同社はリアルタイムで購入代金を手数料なしで決済できる「マルチペイメントサービス」を展開、同サービスはその利便性から、大手通販会社や国内主要航空会社向けなど幅広く採用され、成長エンジンとして注目されている。

 同社が10月31日取引終了後に発表した、17年6月期第1四半期(7~9月)単独決算は売上高が27億3100万円(前年同期比11.7%増)と2ケタ増収を達成。フィンテック関係の先行投資などの負担もあって営業利益段階では減益ながら、営業外収益の計上に伴い最終利益は4億800万円(同13.3%増)と2ケタ増益を確保した。これが株価にポジティブに働いている。また、同社はフィンテックの急速な進展、実用化が見込まれるなか、環境の変化を新たなビジネスチャンスに変えるための投資を積極的に推進していく構えにある。今年8月に開示した中期5カ年計画では最終年度(21年6月期)に経常利益50億円(前期実績20億700万円)を目標とする成長戦略を掲げており、マーケットの注目を集めている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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