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【通貨】外為サマリー:1ドル104円後半へ円高が進行、米大統領選への不透明感を嫌気

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=104円78銭前後と前週末午後5時時点に比べ40銭強のドル安・円高で推移している。

 前週末28日のニューヨーク市場では、7~9月期国内総生産(GDP)が市場予想を上回ったことが好感されたが、「米連邦捜査局(FBI)が、民主党クリントン氏のメール問題で捜査を再開した」との報道が流れると、市場のムードは一変。米大統領選への不透明感が再燃したことが嫌気されドルが急落。それまでの105円半ばから104円後半に急落して取引を終えた。

 週明けの東京市場も依然、警戒感から上値の重い展開。午前9時過ぎに104円94銭まで値を戻す場面があったが、105円ラインは抜けず買い一巡後は104円70銭台に値を下げた。米大統領選に対しては、依然、クリントン氏優勢との見方は多いが、共和党・トランプ氏の勝利に伴う「トランプリスク」を再度、織り込む動きをみせている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0971ドル前後と同0.0050ドル強のユーロ高・ドル安だった。対円では1ユーロ=114円95銭前後と同5銭のユーロ高・円安で推移している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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