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【通貨】東京為替:ドル伸び悩み、月末要因の売り継続

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

28日午前の東京外為市場では、ドル・円は失速。月末要因の売りが継続しており、値を下げる展開となった。ドル・円は、前日海外市場では上昇基調となり、節目の105円台を回復したが、東京市場では月末要因による国内勢の売りが続いている。日経平均株価の上げ幅縮小を手がかりにドル買いは弱まっているようだ。ただ、ランチタイムの日経平均先物は引き続き堅調地合いとなっており、株高継続が見込まれるためドルは目先105円から大きく下げる展開は想定しにくい。

なお、来週開催の日銀金融政策決定会合に向け、追加金融緩和を見込んだ円売りフローは観測されていないようだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは105円06銭から105円32銭、ユーロ・円は114円60銭から114円75銭、ユーロ・ドルは1.0893ドルから1.0905ドルで推移した。



【要人発言】
・麻生財務相
「為替についてはコメントしない」

・黒田日銀総裁
「政府から言われて国債を買ったり引き受けたりしていない」
「国債の買入れ額が大きく減少するとは考えていない」

【経済指標】
・9月全国消費者物価コア指数:前年比-0.5%(予想:-0.5%、8月:-0.5%)
・9月失業率:3.0%(予想:3.1%、8月:3.1%)
・9月全世帯家計調査・支出:前年比-2.1%(予想:-2.7%、8月:-4.6%)
・9月有効求人倍率:1.38倍(予想:1.38倍、8月:1.37倍)
・豪・7-9月期生産者物価指数:+0.5%(4-6月期:前年比+1.0%)

《MK》

 提供:フィスコ

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