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【市況】<マ-ケット日報> 2016年10月24日

 週明けの市場は日経平均が反発。終値は前週末比49円高の1万7234円だった。材料不足から前場は模様眺めの展開だったが、後場は日銀のETF買い観測や中国の株高などでじわりと上昇。個別株の決算も足元では想定より悪くない様子で、東証1部では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大きく上回る状況だ。規模別では中小型株指数が堅調。

 前週末の米国市場は一部主力企業の決算が振るわなかったことからダウ平均が小幅に続落した。寄り前に発表されたGEの決算が嫌気されダウ平均の下げ幅は一時100ドルを超える場面があったが、堅調に推移する原油相場が下支えし、株式も徐々に下げ幅を縮小させて行った。市場には先高観が依然としてあり、ナスダック指数はしっかりと反発に転じている。さて、東京市場も漠然とした先高観に支えられて、本日は材料不在ながらも日経平均がじわりと反発してきた。前場は短期的な過熱感を警戒した小口売りに押される場面があったが、1万7000円台に入ったこの水準でも売り物が少ないことや日銀によるETF買い観測などから、後場は買い方優勢の展開に。東証1部の売買代金1.5兆円は本年2番目の低水準だったが、ここまで円高など色々な悪材料をこなしてきた流れがあり、先週末にひと押し入れての本日に関しては閑散に売りなしという表現があてはまりそう。株高の流れは緩やかながらも続いている。(ストック・データバンク 編集部)

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