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【材料】オンコリスバイオファーマ---テロメスキャンに関するDNAチップ研究所との共同研究契約締結を発表


オンコリスバイオファーマ<4588>は20日、がんの体外検査薬として開発を進めているOBP-401(テロメスキャン)について、DNAチップ研究所と、去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)治療薬のコンパニオン診断薬としての可能性を検討する共同研究契約の締結を決定したと発表。

今回の共同研究は、テロメスキャンにより検出された血中循環がん細胞(CTC)から、アンドロゲン受容体バリアント(AR-V7)を検出することで、CRPCに対する効果予測マーカーとしての応用可能性を検討することを目的としている。現在、前立腺がんの標準的治療法の一つとして、ホルモン療法が行われている。ホルモン療法は、治療が長期間継続すると、薬剤に対するがんの反応が弱くなり効果が弱まる(治療抵抗性)ことが知られている。これまでは、ホルモン療法に対し治療抵抗性を示す場合には、タキサン系の抗がん剤の投与が行われていたが、経口抗アンドロゲン薬が臨床の場で使用可能になったことで、ホルモン療法の治療成績の向上が期待されている。

本研究では、テロメスキャンで検出されたCTCから更にAR-V7を検出することで、経口抗アンドロゲン薬の治療タイミングや患者選択においてテロメスキャンが有用な検査となる可能性を検討していくとしている。

《TN》

 提供:フィスコ

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