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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 16,700円~17,100円。 

 米ダウ平均は、金融大手ゴールドマン・サックスや、動画配信大手のネットフリックスなど、主要企業の決算内容が市場予想を上回る結果となったことや、原油価格が反発したことを好感し指数は上昇。ただ、140ドル近い値上がりから終盤やや失速した影響により、シカゴの日経平均先物も上昇幅を縮小し、小幅高に留まって取引を終えていることから、東京市場の朝方は売り買い拮抗により前日の終値近辺での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、欧米市場がそろって反発するなど外部環境が良好なことや、原油価格の上昇により、日経平均は17,000円の大台を試す動きも期待されるが、11時を予定している中国の経済指標(鉱工業生産・小売売上高・7-9月期GDP)発表を控え、内容を確認したいと積極的な売買は見送られる公算だけに、相場は膠着感の強い展開から16,900円前後で推移することが予想される。

 後場の取引では、中国経済指標の結果次第だが、13日に中国貿易収支の減少を懸念し、日経平均が反落した下落分は既に穴埋め済みと、市場のマインドは底堅いだけに、多少ネガティブな内容でも16,700円前後までに踏み止まれば、絶好の押し目買いチャンスとなりそうで、また、想定の範囲内であれば17,000円手前での膠着感から脱し、9月の高値(17,156円)奪還も視野に入ってくるだろう。

 テクニカル的には、75日移動平均線や一目均衡表の雲の上限が位置する、16,700円あたりが本日の下値メドとなりそうで、上値はボリンジャーバンドの+2σ(17,066円)が目先の抵抗線と意識されそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、イギリスショック直前の高値を更新するなど堅調な値動きから、年初来高値更新も視野に入ってきたが、過熱感も警戒レベルまで上昇していることから、反落となればパラボリックが陰転する2,543ポイントまでの調整も考えられ、堅調な値動きであればボリンジャーバンドの+2σ(2,578ポイント)が抵抗線となりそうだ。

 本日の予想レンジ 16,700円~17,100円。(ストック・データバンク 編集部)

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