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【材料】さくらインターネット、GMOPGなど高い、フィンテック関連に根強い物色ニーズ

さくらネット <日足> 「株探」多機能チャートより
 さくらインターネット<3778>、インフォテリア<3853>、GMOペイメントゲートウェイ<3769>などが上値指向。金融とIT(情報技術)を融合したフィンテックに経営資源を注ぐ銘柄に、9月以降、全体地合いに左右されない断続的な買いが観測されている。ITベンチャーのテックビューロと連携が密接なさくらインターやインフォテリア、ビットコインの決済サービスを展開するビットフライヤーと提携するGMOPGなどはいずれもその有力銘柄に位置づけられている。

 ここにきて三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもフィンテック分野での展開に経営資源を投入する動きをみせ、ITベンチャーとのアライアンスに前向きな姿勢をみせている。また、10月1日からはSBIホールディングス<8473>が、フィンテックを主要対象とする金融研究所を開設することも刺激材料だ。海外でのフィンテックの最新動向をリサーチし自社のサービスに活用していく方針だが、同研究所の理事長が慶應義塾大学名誉教授の竹中平蔵氏であることで一部市場関係者の間でも話題を呼んだ経緯がある。世界的にもフィンテック分野への資本投下は急拡大方向にあり、一部メディアによると2016年は関連投資で2兆4000億円強と過去最高を超える見通しにある。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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