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【通貨】NY為替:欧州金融不安の台頭で円売り縮小

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、101円84銭まで上昇後、100円84銭に反落し、101円04銭で引けた。米国の4-6月期GDP確定値が予想を上回ったことや週次新規失業保険申請件数が予想を下回ったことを好感してドル買いが優勢となった。しかしながら、顧客による信用供与縮小などの一部報道を受けて独最大手銀行の資本不足に対する市場の警戒感が台頭し、リスク回避の円買いが活発となった。


ユーロ・ドルは、1.1197ドルへ下落したのち、1.1250ドルまで反発して1.1223ドルで引けた。欧州金融不安が上値を抑制した。ユーロ・円は、114円18銭へ上昇後、113円00銭まで反落した。OPECの事実上減産合意の報道を好感したリスク選好の円売りが継続後、欧州金融不安にリスク回避の円買いが再燃した。


ポンド・ドルは、1.3032ドルから1.2955ドルへ下落した。


ドル・スイスは、0.9713フランから0.9640フランまで下落した。

《MK》

 提供:フィスコ

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