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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 16,300円~16,600円。 

 米ダウ平均は、民間有力調査会社発表による9月消費者景気信頼感指数が、予想を上回る内容だったことや、米大統領選の第1回テレビ討論会で、クリントン氏が優勢だったことを好感し、3日振りの大幅上昇で取引を終了。ただ、シカゴの日経平均先物は、先行し日本時間で大幅反発となっていた影響もあり、利益確定の動きから値下がりして取引を終えているおり、また、本日は権利落ち日で115円程度の調整が想定されることから、東京市場の朝方は売り優勢から16,500円前後での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、対円で100円台半ばのレンジから抜け出せないドルや、石油輸出国機構(OPEC)の会合で進展は難しいとの材料により、原油価格が値下がりして失望感から、マーケットは方向感の乏しい展開となることが予想され、ドルが大台割れを起こすような円高基調が強まれば、大きな懸念により日経平均は昨日の安値近辺まで下落することも推測される。

 テクニカル的には、上値は200日移動平均線(16,804円)が抵抗線として意識され、下値は昨日のきつい下落場面でも、75日移動平均線(16,355円)がサポートしたことから、本日の取引でも同移動平均線が支持線として株価を支える公算で、この水準は約2か月間維持しているボックス圏の下限にあたる位置だけに、意外安からこの位置まで下落する局面があれば押し目も妙味がありそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、月曜日の上窓を閉めながらの上昇と先高観が強く、一部市場が冴えない値動きとなれば、避難先として物色される可能性が高く、週足チャートの雲(2,523ポイント)突破も視野に入り、下値は5日移動平均線(2,503ポイント)が支持線となりそうで、マザーズ指数は、25日移動平均線(924ポイント)が目先の下値支持線となり、200日移動平均線(954ポイント)が目先の上値メドとなりそうだ。

 本日の予想レンジ 16,300円~16,600円。(ストック・データバンク 編集部)

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