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【材料】<注目銘柄>=矢作建設、不動産事業の積極展開で利益拡大へ

矢作建 <日足> 「株探」多機能チャートより
 矢作建設工業<1870>を通期業績上方修正期待の割安銘柄として注目したい。同社の17年3月期第1四半期連結経常利益は28億7800万円(前年同期比4.1倍)と大幅増益を達成した。通期の経常利益予想76億円(前年同期比3.8%増)に対する第1四半期の進捗率は37.9%に達しており、上方修正の可能性が濃厚となっている。

 主力の民間建築需要を順調に取り込んでいるのに加え、7月には分譲マンション事業者としてこれまで培ってきたノウハウ・情報量を生かし新築戸建事業への参入も発表している。さらに、不動産関連事業として手掛ける名古屋市金城埠頭の“モノやコトをつくる喜び”をコンセプトとしたものづくり体験型・複合商業施設「メイカーズ・ピア」は17年春にオープン予定だ。

 株価は8月中旬以降、ほぼ900~950円の狭いレンジでのボックス相場となっているが、現状は下限にあり仕込み好機といえそうだ。PERは8倍水準と割安圏にある。(朱)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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