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【通貨】NY為替:米小売弱含みで9月利上げ観測後退

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、101円94銭へ下落後、102円76銭まで上昇し102円08銭で引けた。予想を下回った米8月小売売上高や、8月生産者物価指数(PPI)を受けて米国の9月の利上げ観測が後退し一時ドル売りが加速。その後、株高、原油高を好感したリスク選好の動きに下げ止まった。


ユーロ・ドルは、1.1284ドルへ上昇後、1.1226ドルへ反落し1.1243ドルで引けた。ユーロ・円は、115円43銭へ上昇後、114円76銭まで下落。


ポンド・ドルは、1.3180ドルまで下落したのち、1.3246ドルへ反発。英中銀は金融政策決定会合で市場の予想通り金融政策据え置きを決定したが、年後半の追加緩和を示唆したためポンド売りに拍車がかかった。その後、英紙がEU高官の見解として交渉が非常に難航した場合、英国がEU離脱を断念する可能性に言及したためポンドの買い戻しが優勢となった。


ドル・スイスは、0.9695フランへ下落後、0.9740フランへ上昇した。スイス国立銀行は金融政策決定会合で政策を据え置いたものの、フランが過大評価されており必要とあればフラン高是正の介入を実施する姿勢を示したためフランの上昇は限定的となった。

《MK》

 提供:フィスコ

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