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【通貨】東京為替:ドル・円は101円72銭付近、日本株の反転期待は継続

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

8日午前の東京外為市場ではドル・円は101円72銭付近。日本株の反転期待を背景に安値圏では底堅い値動きとなった。ドル・円は101円70銭台で寄り付いた後、101円92銭まで上昇したが、上値の重さが意識されて反落。日経平均株価のマイナス圏推移を手がかりに101円50銭台まで値を下げた。ただ、日経平均が切り返すとの期待もあり、ドル買いは継続

一方、10時半に発表された豪・7月貿易収支は赤字幅が予想を上振れた。また、交易関係の深い中国の貿易収支も改善したことで、豪ドルは対ドルや対円で小幅に上昇。これにより、ドル・円は安値圏ながらやや底堅さが増したようだ。

ランチタイムの日経平均先物は引き続きマイナス圏推移のため、ドル・円は午後の取引も積極的なドル買いは手控えられる見通し。ただ、日経平均が下げ幅を拡大しなければ、ドルは101円半ばを大きく割り込む展開は想定しにくい。

ここまでドル・円は101円57銭から101円92銭、ユーロ・円は114円27銭から114円55銭、ユーロ・ドルは1.1235ドルから1.1258ドルで推移した。

【要人発言】

・南ア中銀総裁
「今年の成長率見通しを月内に上方修正する可能性」

・菅官房長官
「日本経済は緩やかな回復が続いている」

《XH》

 提供:フィスコ

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