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【通貨】外為サマリー:一時1ドル102円を回復、米9月利上げを視野の展開に

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=101円94銭前後と前週末午後5時時点に比べ1円50銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=114円13銭前後と同80銭前後のユーロ高・円安で推移している。

 先週末の米ジャクソンホールでイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は講演で「雇用と物価の目標達成に近づいている」と利上げの条件が整っていることを示唆する発言を行った。また、フィッシャーFRB副議長も年2回の利上げの可能性について触れたことから、米早期利上げ観測が急浮上。この日は一時、102円16銭をつけ、今月12日以来の102円台に乗せてきた。今後の焦点は今週末の米雇用統計の内容だが、9月利上げを市場は織り込んでいなかっただけに、週末にかけドルは一段と強含みで推移する可能性がある。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1193ドル前後と前日に比べ 0.0090ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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