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【通貨】英ポンド週間見通し:伸び悩みか、投機的なポンド売り再開を警戒

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■上昇、米ドル・円相場の円安反転などが影響

先週のポンド・円は上昇。英金利の先安観はやや後退していることや米ドル・円相場が円安方向に振れたことが要因。リスク回避的なポンド売りは後退した。英国は2017年4月までに欧州連合(EU)離脱の意思を伝えるとの見方が広がっているが、これを受けたポンド売りは拡大しなかった。取引レンジ:131円07銭-133円88銭。

■伸び悩みか、投機的なポンド売り再開を警戒

今週のポンド・円は伸び悩みか。9月1日発表の8月製造業購買担当者景気指数(PMI)が景気判断の境目である50を下回った場合、欧州連合(EU)離脱に伴う英国の実体経済への懸念が強まりそうだ。投機的なポンド売りは収束しているものの、経済指標の悪化を受けてポンド売り再開の可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・9月1日:8月マークイット製造業PMI(予想:49.6、7月:48.2)

予想レンジ:131円50銭-134円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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