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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 16,400円~16,700円

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 米ダウ平均は、イエレンFRB議長の講演を控え様子見ムードが広がるなか、米エネルギー情報局(EIA)発表の在庫増加を嫌気した原油下落が足枷となり、指数は小幅反落で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、目立った動きが無いまま大証の終値と同じ価格で取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り買い拮抗により変わらず水準での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、26日の米ジャクソンホールにおける、イエレンFRB議長の講演内容次第では、円高が一段と進行する可能性も否定出来ないだけに、積極的なポジション構築は見送られる公算で、証券会社の相次ぐ目標株価引上げが評価されたソフトバンク(9984)や、7月の米半導体BBレシオ改善により昨日買われたアドテスト(6857)のように、本日も個別材料のみによる物色が続く見込みで、マーケットは総じて上値の重い展開が予想される。

 ただ、日銀のETF買いは前回から既に2週間も経っており、発動された時は大きなインパクトを与えそうなことから積極的な売り崩しも難しく、下値は底堅く推移することが推測される。 
 テクニカル的には、ここ1週間は一目均衡表の転換線(16,692円前後)と基準線(16,432円前後)の狭いレンジ内で取引が続いることから、上値は16,700円から下値は16,400円あたりが目先のメドとなりそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、25日移動平均線(2,459ポイント前後)が抵抗線として上値を抑えそうで、下値は1週間の平均値である5日移動平均線(2,449ポイント前後)が、目先の下値支持線として意識され、マザーズ指数は、抵抗線である25日移動平均線が位置する、922ポイントあたりが目先の上値メドとなりそうである。

 本日の予想レンジ 16,400円~16,700円。(ストック・データバンク 編集部)

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