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【市況】16500円より下の水準においては、押し目拾いのスタンス/オープニングコメント

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 19日の日本株市場は買い先行の展開となろう。18日の米国市場は、原油先物相場の上昇を背景に、ダウは小幅に続伸となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の16535円となり、朝方はこれにさや寄せする格好となりそうだ。また、円相場が1ドル100円台でこう着をみせており、再び100円割れへの警戒が高まらなければ、前日の後場からの下げに対する自律反発が意識される。

 また、昨日は日銀のETF買い入れが観測されなかったこともあり、売り仕掛け的な売買によって大きく下げた感はある。ソフトバンクグ<9984>の自社株取得の終了も、売り方にとっては仕掛けやすいタイミングだったとみられる。本日も薄商いの中でインデックスに絡んだ商いに振らされやすいとみられ、短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうだ。

 とはいえ、休み明け後は改めて日銀のETF買い入れが意識されやすいだろう。日柄的にはTOPIXが上昇している局面においても、買いを入れてくる可能性が高まる。次第に売り込みづらくなるとみておきたい。16500円より下の水準においては、押し目拾いのスタンスとみておきたい。
《AK》

 提供:フィスコ

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