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2016年08月15日18時45分

【材料】RIZAPーG---1Q決算はポジティブサプライズ、上期業績予想の大幅上方修正を発表

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RIZAPグループ<2928>は15日、2017年3月期第1四半期の連結決算(IFRS)を発表。売上収益で前年同期比64.3%増の198.34億円、営業利益37.25億円(前年同期は0.21億円の損失)、税引前収益36.14億円(同0.99億円の損失)、四半期利益27.01億円(同0.33億円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期利益26.66億円(同0.37億円の損失)と大幅な増収増益での滑り出しとなった(前年同期はIFRSで組み替えた数値)。四半期ベースの売上高・営業利益で過去最高を更新した。

中核事業のパーソナル・トレーニング・サービス「RIZAP」の拡大が好調に推移。とりわけ既存顧客向けに昨年導入した年間を通じて体重の管理等の生活習慣病対策を行うライフサポートコースが多くの反響を受け、2ヶ月中心のコースから1年間以上のコースを利用する顧客が大幅に増加している。また、昨年より顧客満足度向上に注力してきた結果、既存顧客からの紹介による入会割合が前年度に比べて約3倍に増加した。これらにより顧客基盤の拡大による安定的な収益獲得が進んでおり、「RIZAP」を含む美容・健康関連事業が全体の増収増益をけん引。住関連ライフスタイル事業及びエンターテイメント事業も増収増益となり、全体の業績に貢献。また、M&Aにより日本文芸社、三鈴、パスポート<7577>の各社がグループ入りしたことで事業領域が拡大している。

第1四半期決算の好調を受けて、第2四半期累計の業績予想の大幅な上方修正を発表。売上収益で前回5月16日公表予想比7.2%増の418.00億円、営業利益で同60.6%増の51.40億円、税引前利益で同67.9%増の48.70億円、四半期利益で78.1%増の37.40億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益で同2.4倍の26.10億円と、期初予想を大きく上回る見込み。同社は例年、上期に大幅な広告宣伝費を計上しているが、顧客からの友達紹介を中心とした広告に頼らない集客や既存顧客向け新プランなどの施策が実を結び、上期からしっかりと利益を計上できる収益構造へと変化している。

2017年3月期通期では売上収益で前期比80%増の1000億円、営業利益は2期連続で2倍超の101.50億円を計画している。引き続き「RIZAP」の安定した収益がけん引する見込みであり、ライフサポートコースによる安定的な収益獲得が今後も期待される。「RIZAP GOLF」や「RIZAP ENGLISH」も想定を上回る反響を受けて今後の業容拡大が見込まれる他、7月5日に子会社化したマルコ<9980>の業績貢献も上積みされる格好だ。

同社は7月1日に「RIZAPグループ」へと社名変更したことにより、その圧倒的なブランド力を活かした新規事業、事業提携、M&Aの加速など、あらゆる面でグループの成長スピードをさらに引き上げていく方針。第1四半期決算時点で期初の上期営業利益予想を超過し、足元の成長加速が確認できたことで、今期の売上収益1000億円・営業利益100億円(前期50億円からの倍増)という業績予想は、目標ではなく計画であるという印象を裏付けるものとなった。改めて同社の成長性を評価する形で高値突破となれば、長期トレンドでは次のターゲットとして1700円辺りが意識されてくるだろう。

《SF》

 提供:フィスコ

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