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【市況】米国株見通し:NYダウ、18500ドル水準でのこう着か

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

10日の米株式市場は下落。朝方は前日終値を挟んでもみ合う展開となった。その後、原油相場が下落に転じると、エネルギー関連会社が軟調推移となるなか、緩やかに下げ幅を拡大する展開となった。ダウ平均は37.39ドル安の18495.66、ナスダックは20.90ポイント安の5204.58。

グローベックスの米株先物は小安く推移しており、ナスダック100先物は10ポイント安程度で推移している。NYダウ先物も小安く推移しており、利食い優勢の展開が見込まれる。また、前日の下げの要因だった原油先物相場が時間外で不安定な値動きを続けていることも、利益確定の売りが出やすい需給にさせそうである。

欧州市場は高安まちまちの展開。独DAXは売り先行で始まったが、その後プラス圏を回復してきている。もっとも、全般小動きであり、方向感は掴みづらいだろう。NYダウは足下で18500ドルを挟んでのもち合いが続いているが、引き続き同水準でのこう着か。なお、経済指標では輸入物価指数(7月)、新規失業保険申請件数(先週)が予定されている。

その他、iPhone 7 の発表次期が9月7日になりそうだと一部報じられている。iPhone 7 からはイヤホンジャックがなくなりLightning-3.5mm変換アダプターが付属、さらにMacbookのトラックパッドのような触覚フィードバック対応対応のホームボタンを搭載するとされている。アップルをはじめ、半導体などの関連銘柄の動向に関心が集まりそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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