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【通貨】NY為替:ドルは一時101円79銭まで下落、米国債利回りの低下が意識される

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、102円27銭から101円79銭へ下落し、101円89銭で引けた。この日発表された米4-6月期非農業部門労働生産性速報値は3四半期連続のマイナスとなり、米国債利回りの低下を意識したドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1075ドルから1.1123ドルへ上昇し1.1118ドルで引けた。欧米金利差拡大の思惑が後退し、リスク回避的なドル売り・ユーロ買いが強まった。ユーロ・円は、113円04銭まで下落後、113円35銭まで反発。ポンド・ドルは、1.2956ドルへ下落後、1.3017ドルへ反発した。タカ派で知られる英中央銀行のマッカファティ?金融政策委員会(MPC)委員が「経済が悪化した場合、一段の緩和が必要になる」とハト派姿勢を示したため追加緩和観測を受けたポンド売りが続いた。その後、米国債券利回り低下に伴うドル売りが強まった。ドル・スイスは、0.9844フランから0.9812フランへ下落した。

《MK》

 提供:フィスコ

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