【通貨】豪ドル週間見通し:伸び悩みか、利下げ余地残る
■下げ渋り、日銀追加緩和期待が支援材料に
先週の豪ドル・円は下げ渋り。豪準備銀行(中央銀行)は2日、政策金利を0.25ポイント引き下げ1.50%に決定した。利下げ発表直後は豪ドル売りが優勢になったが、日本銀行による追加緩和期待は後退せず、リスク回避的な豪ドル売り・円買いは週末前に一段落となった。取引レンジ:76円50銭-78円19銭。
■伸び悩みか、利下げ余地残る
今週の豪ドル・円は伸び悩みか。英国の金融緩和策を意識して豪準備銀行の政策金利は1.50%が下限になるとの見方はやや後退している。豪準備銀行の声明では利下げ打ち止め感は得られないとの見方が多く、利下げ余地は残されていることから、投機的な豪ドル買いはやや抑制される見込み。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・10日:スティーブンス豪準備銀行総裁講演
予想レンジ:76円00銭-79円00銭
《FA》
提供:フィスコ