【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (8月2日記)
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
日経平均株価は、本日寄り付き値が下放れて始まる公算です。7月21日以降、上値を抑えられる日柄が長くなっていることを考慮すると、7月29日、8月1日と押し目底をつけて上昇するきっかけを作ったにもかかわらず、すんなりと上昇できない場合、それは1万6938円の戻り高値が強い抵抗になっていることを示唆します。
本日の価格が下げたまま引けると、1万6938円での上値の重さを示すので、明日以降、再度下値堅い場所を確認しておこうという値動きへ入る可能性が大きくなります。
現在が押し目底をつけた後の上げ場面なら、本日は寄り付き後あまり下げず、すぐに上昇して昨日の高値付近か、それ以上の地点で引ける展開になるはずです。
強気の展開になるなら、昨日の安値を割れる動きにはならないので、寄り付き値の値位置と寄り付き後の動き方に注意しておきます。
情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。
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