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2016年07月27日09時17分

【材料】川崎化成工業---今期は利益のV字回復を見込み、新中計では2019年3月期に経常利益14億円を目指す。

川崎化 <日足> 「株探」多機能チャートより

川崎化成工業<4117>は有機酸製品や有機酸系誘導品、キノン系製品を製造・販売する化学メーカー。医薬原料や農薬原料などに使われるナフトキノンの工業化に世界で唯一成功するなど、優れた合成技術を有する。2015年6月に産業ガス大手エア・ウォーターの連結子会社となった。

2017年3月期は売上高が前期比5.9%減の147.00億円、経常利益が同3.0倍の4.00億円と大幅減益になった前期から利益のV字回復を見込む。無水フタル酸や可塑剤などの汎用化学品の価格が原油安に伴い相対的に下がるため減収を見込む一方、採算については在庫の受け払い差のマイナス影響解消などで上向く見通し。また、前期にあった大規模定期修繕の影響がなくなることも利益面でプラス。注力している機能性化学品については、順調に拡販が進む見込みである。

同社は2017年3月期を初年度とする3カ年の新中期経営計画を策定。最終年度の2019年3月期に経常利益14.0億円、ROA6.0%以上を目標に掲げている。達成に向けては、エア・ウォーターのグループ資源を活用してシナジー効果を追及するとともに、M&Aを含む積極的な資源投入で業容の拡大を図る。また、従来から進めている機能性化学品の強化・拡大も継続し、収益力の高い「機能性化学品の川崎化成」の確立を目指す。

《TN》

 提供:フィスコ

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