市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:1ドル105円後半で急激な円高、黒田発言受け円買い膨らむ

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=105円74銭前後と前日に比べ1円00銭強の大幅なドル安・円高で推移している。

 21日の欧州時間に黒田日銀総裁がヘリコプターマネーの実施を否定したと伝えられ、急激な円高が進行。一時、105円42銭までドル安・円高が進行した。ただ、黒田総裁の発言が6月に収録されたものがラジオで放送されたことが判明すると、いったん106円半ばまで値を戻したが、結局、海外市場では105円70銭台で取引を終えた。

 この日の東京市場に移ってからも、105円台後半で推移。28日から29日にかけての日銀金融政策決定会合に向けて強弱感が対立する展開となっており、一段の円高が進むかに関心が集まっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1028ドル前後と同0.0004ドル前後のユーロ安・ドル高だった。対円では1ユーロ=116円61銭前後と同1円20銭前後のユーロ安・円高。欧州中央銀行(ECB)理事会では、政策金利は据え置かれた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均