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【市況】<マ-ケット日報> 2016年7月20日

 20日の市場は日経平均が7日ぶりに反落。終値は前日比41円安の1万6681円だった。買い材料不在のなか、前日まで6連騰した反動売りが勝る1日となったようだ。取引時間中は170円近く値を下げる場面があったが、終盤に下げ幅を100円以上縮めるなど、地合いの強さが継続しているとの見方は多い。来週の日銀金融政策決定会合までは売りづらいとの声もある。

 昨日の米国市場は材料不在のなかポケモン人気に支えられてダウ平均は8日続伸した。ダウ平均の8連騰は2013年3月の10連騰以来。人気ゲーム「ポケモンGO」の日本配信の際に日本マクドナルドが店舗を提供するとの一部報道でマクドナルド株が上昇。同社を指数に採用しているダウ平均だけが最高値を更新して引けている。一方、東京市場は日経平均が6日間で1600円以上(率にして10%超)も上げてきた反動から本日は売り先行の展開となった。ただ、前場で目先筋の利食い売りをこなした後は徐々に押し目買いが優勢となり、終盤はじわじわと下げ幅を縮めるなど、早くも押し目形成終了かという流れを見せている。東証1部全体では値上がり銘柄数の方が勝っており、内部では底上げ的な動きが続いている様子がうかがえる。来週28日~29日の日銀金融政策決定会合までは円安・株高の流れが続きそうだ。個別では短期間で大化けしている任天堂 <7974> が4日ぶりに反落。一方、同関連のマクドナルド <2702> は大商いで続伸となっている。(ストック・データバンク 編集部)

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