オリンパス <日足> 「株探」多機能チャートより
SMBC日興証券がリリースしたヘルスケアセクターのリポートによると、円高は、オリンパス<
7733>、シスメックス<
6869>、島津製作所<
7701>へのマイナス影響となると紹介。テルモ<
4543>や朝日インテック<
7747>へもマイナス影響であるものの、海外生産比率の高さでやや軽減されると指摘。日本光電工業<
6849>は海外売上比率も低く、仕入れもあるため、影響度は相対的に低いとみて、ホギメディカル<
3593>は仕入れがドルベースであり円高メリットを受けるが、為替予約により短期的な影響度は低いとみて、円高影響が小さいエムスリー<
2413>の業績予想と目標株価3500円を据え置いている。
同証券は、16年7~9月期以降の為替前提を1ドル=100円、1ユーロ=110円に変更し、業績予想を修正。オリンパスの目標株価を5700円から5100円へ引き下げるも、投資評価「1」(アウトパフォーム)を継続。円高は短期減益要因となるものの、同社の内視鏡における優位性は変わらず、株価が下がった水準は投資機会との見解を示している。
《MK》
株探ニュース