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【材料】ユナイテド、ドイツ証券は今後のホテルの収益動向についても注意が必要と指摘

ユナイテッド <日足> 「株探」多機能チャートより
 ユナイテッド・アーバン投資法人<8960>が続落。現在は今日の安値圏で推移している。13日引け後に、16年5月期(15年12月~16年5月)決算を発表。営業収益は15年11月期と比べ6.8%増の214億4400万円、営業利益は同12.3%増の105億9100万円となった。

 ドイツ証券がリポートをリリース。同REITが発表した16年5月期の実績DPU(1口あたり分配金)は3000円、16年11月期と17年5月期の予想DPUはそれぞれ3000円、3120円と、いずれの5月25日発表の公募増資の発表の際に開示されたものと同等であったと紹介。会社予想を基準とした場合の同REITの分配金利回りは3.2%、16年5月期ベースのNAV倍率は1.37倍と解説。

 同証券はまた、16年はオフィス市況が悪化する可能性が高いと考え、同REITの主要な資産であるオフィス、商業からの収入が増加する可能性が非常に低いと予想。訪日外国人数の伸びも頭打ちとなっており、今後のホテルの収益動向についても注意が必要と指摘。投資評価「ホールド」、目標株価16万2000円を継続している。
《MK》

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