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【市況】<マ-ケット日報> 2016年7月13日

 13日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前日比135円高の1万6231円で、先月23日の英国ショック直前の水準まで回復してきた。取引時間中は1万6444円(348円高)まで上昇。東証1部の出来高が27億株まで増加するなど市況は見事に好転している。最高値を更新した米国株の上昇と、1ドル=104円台後半まで達した円安が本日の買い材料のメインとなっている。

 昨日の米国市場は世界的な株高や米景気への楽観的な見方からダウ平均が大幅に3日続伸。昨年5月19日につけた史上最高値を1年2カ月ぶりに更新してきた。低金利下の企業業績ボトムアウト観測で相場の腰は結構強い。ハイテク株の多いナスダック指数も年初来の高値更新へ。さて、一気に進んだ円安と最高値更新の米国株が日本株買いのギアを上げたようで、本日の東京市場は朝から日経平均が300円を超える大幅高の展開となった。このままの勢いで1万6500円というフシ目も捉えるかと思われたが、さすがに短期間で1000円以上も上げている反動から徐々に伸び悩み短期的な警戒ムードに。ただ、市場には一段と踏み込んだ金融・財政政策への期待があり、警戒感はあっても相場の戻り歩調に変わりはないとの見方が増えている。足元では1万6000円台を固めながら、本日達成できなかった上値75日移動平均線(1万6344円)超えのタイミングをはかって行く流れとなりそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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