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【材料】ジェイコムホールディングス---16年5月期経常利益232.6%増、総合人材サービス事業が大幅な増収増益

ジェイコム <日足> 「株探」多機能チャートより

ジェイコムホールディングス<2462>は11日、2016年5月期決算を発表した。売上高が前期比76.3%増の318.44億円、営業利益が同144.1%増の11.47億円、経常利益が同232.6%増の16.72億円、当期純利益が同464.9%増の18.71億円だった。16年5月期については期中2回の上方修正を発表しているが、売上高、営業利益、経常利益いずれも修正計画を上回っての着地となった。

セグメント業績については、ジェイコムを中心とする総合人材サービス事業の売上高が前期比24.6%増の156.21億円、営業利益が同74.5%増の16.30億円と大幅な増収増益だった。多くの企業で人材確保が経営課題となる中、顧客企業の新規開拓や既存顧客への提案に注力し、研修機能を強化するなど就業人口の増加に努めた。保育・介護業界向けサービスにおいては、サクセスホールディングス<6065>、サクセスアカデミー、サンライズ・ヴィラとのノウハウの共有が奏功。

保育関連サービス事業では、サクセスホールディングス及びサクセスアカデミーにおいて、売上高が105.42億円、営業利益が1.53億円。成長のボトルネックである保育士の確保においては、ジェイコムとの連携強化により採用数・定着率ともに順調であり、新規開設、サービス品質の強化が進んでいる。介護関連サービス事業も、サンライズ・ヴィラにおいてジェイコムとの連携強化による介護人材の充足に伴うサービス品質の向上により、入居率が計画を上回り、収益性が大幅に改善した。

17年5月通期については、売上高が前期比20.3%増の383.00億円、営業利益が同39.4%増の16.00億円、経常利益が同31.6%増の22.00億円、当期純利益が同51.9%減の9.00億円を見込んでいる。なお、外国人労働者の受入れに対する法整備の可能性も視野に入れ、現行法上で就業できる海外人材の活用も開始しており、特に、介護業界における人材確保策として準備を進めている。

《TN》

 提供:フィスコ

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