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【通貨】豪ドル週間見通し:弱含みか、政局不安で格下げ懸念が重石に


■弱含み、格下げ懸念が相場を圧迫

先週の豪ドル・円は弱含み。格付け会社米S&P社は豪州の債務格付け見通しを引き下げたことが豪ドル売りを誘った。豪準備銀行(中央銀行)は5日、政策金利を1.75%に据え置くことを決定したが、インフレ鈍化の懸念は消えていないことから、豪ドル買いはやや抑制された。取引レンジ:74円55銭-77円41銭。

■弱含みか、政局不安で格下げ懸念が重石に

今週の豪ドル・円は弱含みか。保守連合(与党)の政権基盤は強固ではないことから、財政懸念が高まり、格下げになる可能性があるため、豪ドルの重石となる。また、欧州連合(EU)との年内交渉はないと言明するメイ内相が次期英首相となる可能性は高いとみられており、英国、欧州の先行き不透明感の長期化も売り材料になる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・14日:6月失業率(予想:5.8%、5月:5.7%)

予想レンジ:74円00銭-77円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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