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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は101円前後で推移か、日中は日本株の動向が手掛かり材料に

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

7日のドル・円相場は、東京市場では101円41銭から100円63銭まで下落。欧米市場でドルは一時101円23銭まで戻したが、100円75銭で取引を終えた。

本日8日のドル・円は、101円前後で推移か。6月の米雇用統計の発表を待つ状況となるが、日本株が続落した場合、ドルは101円近辺で上げ渋る可能性がある。

8日発表される6月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+18.0万人、失業率は4.8%と予想されている。失業率は5月実績の4.7%を上回る見込みだが、非農業部門雇用者数は5月の前月比+3.8万人を大幅に上回ることが予想されている。5月の非農業部門雇用者数は上方修正されるとの見方もある。

ただし、6月の平均時給の伸びや不完全雇用率が5月実績と同程度だった場合、7月利上げに対する市場の期待が高まることはないとみられる。6月雇用統計が市場予想とおおむね一致すれば、リスク回避的なドル売りはやや一服する可能性があるが、米金利見通しを変えるような強い内容にならない限り、米長期金利の反転やドル相場の大幅な上昇は期待できないとの声が聞かれている。

《WA》

 提供:フィスコ

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