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【通貨】今日の為替市場ポイント:米雇用関連指標の発表を控え主要通貨の取引は動意薄の見込み

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

6日のドル・円相場は、東京市場では101円77銭から100円58銭まで下落。欧米市場でドルは一時100円20銭まで下げたが、101円47銭まで戻しており、101円32銭で取引を終えた。

本日7日のドル・円は、主に101円台で推移か。ユーロ、英ポンドに対するリスク回避的な円買いは一巡しつつある。また、投資家の間からは「米雇用関連指標を点検したい」との声が聞かれており、東京市場における主要通貨の取引はやや動意薄の状態が続く見込み。

7日に発表される6月の米ADP雇用統計は、8日発表の6月米雇用統計の先行指標になるとみられている。6月のADP雇用統計では、民間部門の雇用者数が前月比+16.0万人と予想されており、雇用者数は5月実績の前月比+17.3万人をやや下回ると予想されている。ただし、市場関係者の多くは15万人程度の雇用増でも労働市場の穏やかな改善は続いていると考えている。

6月のADP雇用統計が市場予想とおおむね一致すれば、8日に発表される6月の米雇用統計に対する期待は高まりそうだ。米長期金利はやや上昇し、ドルは主要通貨に対して底堅い動きを見せる可能性がある。

《WA》

 提供:フィスコ

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