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【市況】高岡隆一の【今日のポイントとヒント】 「米国経済指標次第で好転も」

高岡隆一 (株式評論家)

◆先週末発表の米国ISM製造業景気指数6月分は予想外の大幅改善を示し、項目別の「新規受注」「生産」ともに改善。2016年1月をボトムにジワリと改善が続いている。

◆一方、この日の米国長期金利(10年債)は一時は過去最低の1.37%まで低下したが、引けは1.456%となり一旦利食いが出た格好だ(金利低下が止まった)。

◆今週はISM非製造業景気指数(6日)や米雇用統計(8日)が発表される。この内容がISM製造業の結果のように予想外に好転し、「米国金利上昇→円安+ドル高→日本株高」、こうした流れへと変化できるかどうかが今週のポイントになる。大型輸出株の反転も頭の隅に入れておきたい。

◆もちろん、外部環境に一喜一憂しながらの売買では安心して翌日まで持ち越せない。このような意見もあろう。私も明確に米国金利の底打ちが確認されるまでは、新興株を中心としたデイトレなどの超短期売買、これが基本路線だとは思う。

2016年7月3日 記

情報提供:高岡隆一の株価天気予報

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